令和2年度の記録

News & Topics

2020

令和2年度 理数セミナーⅡ代替研修
『酒田東高理数探究科との交流研修』

 令和3年3月18日(木)に酒田東高で、19日(金)に本校で『酒田東高理数探究科との交流研修』を行いました。例年3月に理数セミナーⅡとして、高エネルギー加速器研究機構(KEK)・筑波大学・JAXA筑波宇宙センターの協力のもと、施設見学や講義・実習、卒業生との交流会を含めた筑波学園都市研修を行っていました。そして、今年度はその研修を近隣の酒田東高理数探究科と合同で行い、コース別研修や2校合同でのミニ課題研究発表会、卒業生と幅広く交流するなどの計画をしていましたが、コロナウイルス感染症の影響で計画の形では行えませんでした。しかし、少しでも最先端の研究に触れたり、自分の進路を考えたりする場を設けたいと検討を重ね、オンラインを中心とした『酒田東高理数探究科との交流研修』を行うことになりました。
 1日目は酒田東高を会場として、「高エネルギー加速器研究機構(KEK)先端研究オンライン講演会」と「課題研究発表交流会」を行いました。
 「KEK先端研究オンライン講演会」では、物理系と生物系に分かれ、物理系では 藤本順平 氏から「高エネルギー物理学とはどんな学問なのか?」というテーマで、生物系では 宇佐美徳子 氏から「加速器とライフサイエンス」というテーマで、それぞれ講演いただきました。KEKの施設紹介や具体的な研究の紹介があり、難しい内容もありましたが、多くのことを学び、研究自体に興味をもった生徒も多かったようです。
 午後の「課題研究発表交流会」では、各校代表1テーマがスライドを用いて発表と質疑応答を、その後、各校のポスター発表と質疑応答を行い、交流を深めました。聴衆が少人数だったこともあり、多くの発表で活発な意見交換が行われました。
 2日目は本校を会場として、「JAXAオンライン講演会&エッグドロップ競技」と「数学探究セミナー」を行いました。
 「JAXAオンライン講演会&エッグドロップ競技」では、JAXA宇宙教育センター 野村健太 氏から「未来を切り拓く エッグドロップ」というテーマで講演いただきました。生徒は、宇宙開発について大まかにしか知らなかったが、どのように人類の役に立つのか、その他謎の解明に繋がるのか、危険と隣り合わせの宇宙で宇宙飛行士達がどのように暮らしているか、もともとそこまで宇宙に興味がない自分でも大いに興味を持ち、楽しむことができた、などの感想をもち、充実した時間を過ごすことができました。エッグドロップ競技は様々なアイディアを出し卵が割れないようなプロテクターを製作しましたが、本校はうまくいかなかった班がほとんどでした。
 「数学探究セミナー」では講師に山形大学理学部数学科准教授 石渡聡 氏をお招きし、「数理統計学の基礎」という題目で模擬講義を行いました。講義では大学紹介・大学生活の話から始まり、統計学を用いて面積を求めることを実験しながら体験することで統計学の有用性を学ぶことができました。
 この2日間で理系分野の見聞を広げ興味・関心を深めるとともに、酒田東高の生徒と課題研究発表会やエッグドロップ等で交流を行ったことでいろいろな刺激も受けたようです。今回の代替研修での経験をこれからの学校生活や進路決定に活かしてほしいと思います。
     

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令和2年度 鶴南ゼミ全体全体発表会

 2月4日(木)に9回目の鶴南ゼミ全体発表会が開催されました。今回は、午前中に荘銀タクト鶴岡で、1年生のディベート決勝大会とステージ発表を行い、午後学校に移動し、体育館と剣道場でポスター発表という形式をとりました。

 午前中のディベート決勝大会は、「75歳以上の高齢者の運転免許返納を義務化すべきである。是か非か。」をテーマに、1年1組と1年4組の代表チームが舌戦を繰り広げ、僅差で1年4組の優勝となりました。

 続くステージ発表は7テーマで、先端研の小林 怜奈さんの「クマムシの誘引物質の探索」が最優秀賞に選ばれました。

     
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 午後のポスター発表は69テーマ(理数系SS探究32テーマ、人文社会系HS探究31テーマ、地区高校6テーマ)が発表されました。校外からの発表は酒田光陵高校、加茂水産高校の2校が参加し、新型コロナウイルス対策で、密にならないよう間隔をとった配置で本校の体育館ならびに剣道場で行われました。ポスター発表の最優秀賞となったのは、佐藤 凌君の「這い上がる流体 Weissenberg 現象」でした。  

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鶴南ゼミ全体発表会について

 令和2年度 鶴南ゼミ全体発表会実施要項を作成しました。

 


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令和2年度 理数セミナーⅠ代替研修
『鶴岡南校 数学トップセミナー』

 12月23日(水)に本校の鶴翔会館で『数学トップセミナー』を行いました。例年4月に理数セミナーⅠとして、東北大学・宮城大学・東北医科薬科大学の協力のもと、施設見学や実験・実習、防災についての研修、卒業生との交流会を含めた宮城研修を行っていました。しかし、今年度はコロナウイルス感染症の影響で例年の形では行えず、いろいろ検討した結果、本校の理数科の特色の1つである「数学の学習内容を深める」ことを活かして、『数学トップセミナー』を行うことになりました。
 講師に東北大学理学部数学科准教授 猪奥倫左 氏をお招きし、「シャボン玉が丸いことを不等式で説明する」という題目で模擬講義を行いました。また、講義後、講師から今回の講義にまつわる課題を提示していただき、その課題に全員でチャレンジする時間を設け、講義内容の理解を深めていきました。模擬講義では一部実演を入れながら、高校数学を使って説明できることをベースに講演していただきました。講義中には、研究のプロセスや「疑問ノート」の作成のススメなどもお話して下さり、参加した生徒からは「講義の内容を聞いて、高校で学ぶ数学でも思った以上に色々なことを表現できるのだと感動し、数学の学習に対する意欲がますます増えた」「研究のプロセスの話はゼミ活動に活かせるものだったので是非活かしていきたい」などの感想がありました。生徒の事後アンケート結果からも数学をはじめとした理系分野の見聞を広げるだけではなく、学習や研究に向かう態度や心構えについても多く学ぶことができたようでした。将来の進路を考える一助にもなったようなので、この経験をこれからの学校生活や進路決定に活かしてほしいと思います。
     

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【SSH】山形県SSH校合同課題研究リモート発表会

 12月19日(土)に山形県SSH校合同課題研究リモート発表会が行われました。 同日山形ビッグウイングで行われる予定だった『山形県探究型学習課題研究発表会』が、コロナウイルスの再拡大によって一堂に会しての実施が中止となりました。しかし、生徒が研究成果を発表する機会をなんとか設定をし、生徒それぞれの研究のブラッシュアップを行ってほしいという思いから、同じ県内のSSH校である米沢興譲館高校がホスト校となり、東桜学館高校と本校の3校で『山形県SSH校合同課題研究リモート発表会』を開催することになりました。
 本校からは4発表12人が参加しました。急遽オンラインという形態の変更となり、少ない準備期間ではありましたが、それぞれが工夫をして発表を行うことができました。他校生徒の発表からも実験や発表の仕方について多くの刺激をもらったり、似たような研究を行っているグループ同士で情報交換を行ったりと大変効果があったと考えています。最後には山形県教育庁高校教育課櫻井潤指導主事より今後の研究や発表に向けて意識してほしいことなども含めて講評をいただきました。是非この経験を今後の研究や発表に活かしてほしいと思います。
 ポスター発表をオンラインで行うことについては本校も初めてであり、手探りではありましたがポスターを事前にデータで共有して質問をしやすくするなど、様々なノウハウを共有することができ、生徒同様、教員側も大変貴重な経験をさせていただいたと考えています。この場をお借りして、ホスト校の米沢興譲館高校、一緒に発表会を行っていただいた東桜学館高校にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
     

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令和2年度 鶴南ゼミ中間発表会

 10月13日に鶴南ゼミ中間発表会が本校の体育館ならびに剣道場で行われました。今年度は新型コロナウイルス対策で、密にならないよう間隔をとった配置で、発表者もマスクをつけた状態での発表となりました。情報の授業において、1年生もまさにスライド発表の最中であり、先輩たちの発表を見て勉強するところも多かったことと思います。今後、2年生は2月に行われる全体発表会に向け、1年生は来年度の発表に向けて更なる技術を磨いてほしいものです。
     

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2年鶴南ゼミ中間発表会について

 令和2年度 2年鶴南ゼミ中間発表会実施要項を作成しました。

 


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鶴南ゼミマニュアルについて

 今年度はじめて、鶴南ゼミの計画表、詳細な内容などをまとめた鶴南ゼミマニュアルを作成しました。 今後の大きな流れなども確認できるようになっているので、適宜利用してください。

 

2・3年生合同ゼミ 

 合同ゼミは、先輩から昨年度の様々な経験をもとに後輩へアドバイスすることをねらいとして去年から始まりました。 2年生は、先輩とのやりとりの中で思いやノウハウを引き継ぎ、自分たちの研究をスタートさせていきます。

鶴南ゼミ基礎開始 

 授業再開に伴い、5月26日(火)には令和2年度最初の鶴南ゼミ基礎が行われました。1年生にとっては初めての鶴南ゼミ基礎になります。まだ学校にも慣れないなか、特に今年は開始が遅れて間に合わせるのも大変ですが、将来の発表に向けて頑張ってほしいものです。